コルシカ旅行記⑤
今日はボニファシオからフェリ-に乗りラベッジ島 (îles Lavezzi) に向かいます。
この島は自然保護区に指定されている無人島で、シュノ-ケリングのスポットと
しても有名なんだそう。すぐ下にはイタリアのサルデーニャ島が見えます。
島にはもちろんレストランなど無いので、宿で用意したサンドイッチや
昨日購入したパラソル、マスクやフィンなど持参してフェリ-で約20分。
小さな島なので歩いて1周出来てしまうそうで、到着後は皆思い思いの方角へ。
一応事前に調べたビ-チがあったけど、Googleマップで見てもさっぱりわからず。
ビ-チは至る所にあるので、歩きながら良さそうなビ-チを探しました。
手付かずの自然というだけあって、ごつごつした岩々やぼうぼうの草木に阻まれ、
歩ける道?は限定的。どこにたどり着くのかもよくわからないままに適当に進み、
こじんまりとしたビ-チを見つけてそこに落ち着くことに。
まずはコルシカ名物生ハムのサンドイッチで腹ごしらえ。
この日はあいにくの曇り空で、時々雨がぱらついたりもしましたが、
お昼頃には少しずつ晴れ間が見えてきました。
良かった~、でも昨日日焼けしてしまったので、今日は少しくらい曇ってる方がいいかもね。
何しろ毎回海に入るたびに日焼け止めを塗りなおすのも面倒くさい。
なので一応持ってきていたラッシュガ-ドを着てみたり。
コルシカ島の海はどこも割と遠浅で、波もなく穏やか。
ここは特にちょっとした入り江のようになっていて、
小さなお子ちゃま連れのご家族も安心して楽しめます。
フェリ-が1時間ごとに到着するたびに、だんだんと人が増えてきたので
別のビ-チに移動することに。
再びあてもなく歩きながらたどり着いたビ-チは、さっきのビ-チより広い!
人もそれほど多くない。とにかく暑いので、早く海の中に入らねば~。
またまた岩場の方に近付いていくと、たくさんのお魚さんたちが!!
もっとビーチでのんびりしたかったけど、本島行のフェリ-は17時30分が最終。
これを逃したら大変なことになるので、念のため1本前のフェリ-に乗船。
帰りは少し周辺を観光できるようなル-トになっていて、約1時間の船の旅でした。
船からは数日前に上り下りしたあの『アラゴン王の階段』がみえました。
ひゃあ、こんなに急だったのね~(汗)
(つづく)
【編集後記】
人が少なくなる夏のパリでは、メトロなどの利用者が減るため工事がすごく増えます。
今年は特に来年2024年のパリ・オリンピックに向けて、たくさんの工事がパリ中で
行われています。
パリ市では約10年前から『Grand Paris』というプロジェクトが掲げられており、
これはパリ市内だけでなく郊外も含めて大都市圏とする壮大なる構想なのです。
なんのこっちゃという感じですが、この計画では現在パリ市内に走る14本のメトロを
18本まで増やし、郊外まで交通網を拡げるとか。
そのほかにもメトロの自動運転化や、パリ・東駅とシャルル・ド・ゴ-ル空港を
20分で結ぶ直通電車の開通などいろいろな計画が同時進行で進んでいます。
現在パリでは1番線と14番線の2本が自動運転なのですが、この2本はストライキが
あっても必ず通常運行なので、パリジャンたちの強い味方。次は4番線、その次は
13番線だそうですが、全線終わるのはいったいいつになることやら・・・
東駅から空港の直通電車についてはオリンピックまでに完成予定だったものが、
『もう無理です・・・』ということで2027年に延期という発表が早くもされました。
とにかくフランスでの工事というのは公共のものに限らずですが、
予定通りに行った試しがありません。
しかもこの工事のためにしょっちゅう他のメトロや郊外線などが運休するんです。
平気で1~2週間運休したりするんですよ!
さて来年の夏はどうなることやら。