フランスの年末・年始
12月に入り一気に年末モードに入りましたね。
フランスでは年末と言えばとにかくノエル(クリスマス)!
11月半ば頃から街のイルミネ-ションが開始され、
お店にはクリスマス・グッズが並び始めます。
こちらではクリスマスは家族で集まって過ごすのが習わしなので、
12月に入ると各家庭はもみの木を購入し、クリスマスツリ-の
飾り付けを始めます。
このクリスマスツリ-は年明けまで飾るのが一般的で、
1月も1週目を過ぎると役目を終えたもみの木が建物の前に並び、
回収されるのを待ちます。
なので通算で1ヶ月程度ツリ-を飾っておくことになります。
12月24日のクリスマス・イヴはお店は営業していますが、いつもより数時間早く
お店を閉めることが多く、18時くらいに閉めてみなさんクリスマス・イヴを
過ごすため家族のもとに急ぎます。
フランスでは12月25日は祝日です。他の祝日はデパ-トやス-パ-なども
最近では営業していますが、この日ばかりは本当に街が静まり返ります。
そして翌日から年明けまでは、一般企業は通常運転。
日本のように仕事納めというのは無く、31日まで普通に働きます。
ちなみに年末の大掃除という概念も存在しません(笑)
大晦日は家族で過ごす人もいれば、友達同士集まって大騒ぎする人も。
毎年シャンゼリゼ大通りにはたくさんの人が集まり、カウント・ダウンが
行われ、その様子はテレビでも生中継されます。
1月1日はさすがに祝日なので、12月25日と同じく街はひっそりとします。
でも翌2日からはまた通常運転なので、お正月休みのようなものはありません。
そんな感じであっという間に終わってしまう感が否めないフランスの年末年始。
年末のメインイベントはやはり大晦日よりノエルなのです。
↓年末の風物詩、パリのデパ-ト、ギャラリ-・ラファイエットの名物ツリ-
【編集後記】
皆さまご存じの通り、来年2024年はパリ・オリンピックが開催されます。
今パリではオリンピックに向けて様々な工事が行われていて、
地下鉄の工事も多く運休したり1部の駅が閉鎖したりが多く、
私たちパリの住民は辟易としております。
そして先日、オリンピック期間中パリ及び近郊の地下鉄・郊外線が
なんと通常期の2倍!の料金となることが発表されました。
この値上げの理由として、オリンピック期間は大変な混雑が予想されるため
通常期よりも増便するのにお金がかかるためだとか。
またフランスでは7、8月はバカンス時期なので、この時期にたくさんの
社員に働いてもらうためにボ-ナスを出すことになったんだそう。
確かにそうでもしないとフランス人は働かないのかも。
とは言えオリンピック観戦のためにパリを訪れる人たちから搾取するのか!
とフランスでは非難轟々なのでした。