コルシカ旅行記⑫・おわりに
パリに戻るフライトは午後14h50だったのでのんびり荷造りし
バスティアでの最後のひと時は素晴らしい眺めのテラスで
名残惜しさとの戦いでした。
11時には宿を明け渡すことになっていたけどそれから
宿のオ-ナ-とたっぷり1時間立ち話。
12時過ぎに宿を出てバスティア空港に向かいます。
空港までは車で20分程度、途中のガソリンスタンドで
洗車・ガソリン補充を済ませ空港へ。
レンタカ-返却をあっさり済ませ空港でチェック・イン。
ビ-チで大活躍してくれたパラソルは機内手荷物にできず
預けるとなると60ユ-ロかかると!
15ユ-ロで購入したものに60ユ-ロかけるのは馬鹿らしいので
空港内の小さなお土産屋にいたおばちゃんに良かったら使って!
と渡したらとっても喜んでくれました★
軽いランチを済ませゲ-トで待てど暮らせど搭乗の始まる気配なし。
なんの説明もないまま1時間遅延。これぞフランス。
無事パリに到着したものの、この日のパリは30度超え。
バスティアに負けず劣らずの暑さに辟易としたのでした。。。
長きにわたってお伝えしてきた今回のコルシカ旅行。
雄大な自然とコルシカ独自の文化を存分に味わうことができ、
私はこの土地が大好きになりました☆
バカンス前にフランス人の友人たちにコルシカに行くことを告げると
決まって返ってきたのは「コルシカはいいとこだけどコルシカ人がねえ~」
という言葉。
元は独立国だったコルシカがイタリア統治時代を経てフランス領と
なったのは 1768年。いまでも生粋のコルシカ人の中にはフランスからの
独立を叫ぶ声が少なくはありません。
とは言え経済的にはフランスから多くの恩恵を受けていることも事実。
旅行中に出会ったコルシカの人々は皆私たち観光客を歓迎してくれて
いました。
でも宿のオ-ナ-さんとじっくり話してみて感じたのは、やはり彼らの
「自分たちはフランス人でもイタリア人でもない、コルシカ人である」
という確固たる思いでした。
生粋のパリジャンである我がパ-トナ-とは相容れない価値観の違いはあれど、
こうして実際にこの土地にきて、土地の人々と触れ合い、彼らの生の声を
聞けたことはやはりかけがえのない経験となりました。
最後に彼らは私たちにこう言いました。
「君たちはパリジャンにしてはいい人たちだからぜひまた来てください(笑)」
頑固だけどお茶目なコルシカの人々。
この愛すべき人々に再び会える日が来ますように♬
【編集後記】
やっとのことで書き終えた今回の旅行記。
皆さまお楽しみいただけたでしょうか?
パリに戻ってきてからすでに3ヶ月以上が過ぎ、
今ではすっかり季節も秋へと移り変わりました。
この時期のパリというのは本当にもの哀しい。
毎日どんどん日が短くなり、そこら中が落ち葉の絨毯。
フランスでは自治体が街の清掃を一手に担ってくれており、
このような落ち葉の掃除も強力な空気放出車?(掃除機と逆)で
道の端に寄せ集め、そこをごみ収集車が回収していきます。
先週までは最高気温28度という日もあったくらい暖かかったのに
今日はなんと最低気温4度、最高気温14度という有様💦
なので巷では誰も彼もが風邪引き中。
皆さまも季節の変わり目のこの時期はどうかご自愛ください!!