コルシカ旅行記③

さて、コルシカ島に到着した翌日に私たちが向かったのは、コルシカ随一の観光地、ボニファシオ。
島の最南端に位置するこの街は、石灰岩の断崖絶壁の上にそびえたつ城塞都市が今も旧市街として残っています。

この日は旧市街でマルシェが建つ日だったこともあり、中心街の駐車場は大混雑。
仕方なく来た道を引き返し、中心地から1キロ弱離れた場所に車を停め、徒歩で中心地へ。

ちょうどお昼時だったので、まずは港に面したレストランへ。
楽しみにしていたシ-フ-ドのランチに満足したところで、いざ旧市街へ。

炎天下の中階段を上り城壁の門をくぐると、そこには外側からは想像もつかない中世の世界が広がっていました。

旧市街を少し散策し、それから『アラゴン王の階段』へ。187段の階段が45°に真っ直ぐ斜めに
走っているのですが、伝説によると、この階段、なんと一夜のうちに出来上がったそうです。

この階段がなかなかスリル満点で、安全のためヘルメットを着用。1段1段が結構な高さなのと、
海からの湿気で滑りやすくなっているので特に下りは手すりにつかまりながら慎重に。

なんとか降りきると数百メ-トルほどの遊歩道があり、断崖絶壁の景色を下から楽しむことができるわけです。

ひとしきり景色を楽しんだところでまた大変なのが上り。
何しろ炎天下の中日陰もほとんどなく、狭い階段をひたすら登っていきます。
途中休み休みなんとか上り終えたところで体力の限界が。。。

しばらく旧市街のカフェで休憩を取った後、再び港への坂道を下り、
さらに街外れの駐車場までフラフラになりながら歩いたのでした。
ちょっと初日からハード過ぎたかな。。。

日ごろの運動不足がたたり、翌日から激しい筋肉痛に。
そんなわけで翌日は出かけることを断念し、のんびりと体を休める1日となりました。

(つづく)

【編集後記】

パリジャンがパリの街中から姿を消すこの時期、
多くのレストランも夏季休暇で2週間から1ヶ月程度閉まってしまいます。

観光客が集まるシャンゼリゼやモンマルトルなどはこの時期でも
閉まることはありませんが、オフィス街にあるレストランでは
開店してもあまり集客が見込めないんですね。

そんなわけでやや閑散としているパリですが、
いつもの夏に比べると今年はそれほど人の少なさを感じません。

というのも、最近の物価上昇の影響でフランスでも家計が圧迫されていて、
夏のバカンス予算が下がっているのだとか。

ガソリンの高騰によるフライトの価格上昇に加えて、コロナで絶大な
影響を受けた宿泊施設もやはりコロナ前に比べて価格が30%~50%
上昇しているようです。

コロナ後の日本の観光地はどこも外国人でいっぱいのようですね。
ここフランスでもコロナ前から旅行先として日本は大人気でした。

とにかく人が親切・街が清潔・物価が安い・でも品質が高い
ということで、今フランス人が行ってみたい国No.1なんですよ。

でも真夏の暑い時期は避けて、春の桜や秋の紅葉の時期に
行く人が多いみたいです。正解👏

皆さんも街でスランス人観光客を見かけたら
是非親切にしてあげてくださいね~