コルシカ旅行記①

私も毎年夏は2週間程度の休暇を取りバカンスに行くのですが、
今年はずっと前から気になっていたコルシカ島に行ってきました!!

コルシカ島というとナポレオンの出生地として有名ですが、
地中海に浮かぶこの島は、その歴史的背景からフランス本土とは
一線を画す存在なのです。

日本でいえば沖縄に似た立ち位置なのですが、イタリア統治下に
おかれていた期間が長いため、街並みや食文化もイタリアの影響が
色濃く見られます。

と、前置きはこれくらいにして、、、
まず私たちはパリのオルリ-空港からエアー・コルシカで
アジャクシオ空港へ向かいました。

このフライトが何のお知らせもなく30分くらい遅延しましたが、
『夏のコルシカ行きはいつもこんなもんよ~』とCAさんは朗らかに
おっしゃいました(笑)

まあこの程度は想定内。最近の近距離便は人手不足による欠航も
多いですからね~。

というわけで無事1時間半の空の旅でアジャクシオ空港到着。
アジャクシオはコルシカ島最大の都市ですが、私たちの最初の宿は
そこから130kmほどの島南部。

なのでアジャクシオは完全スル-して、早速予約していたレンタカ-で
出発!というところで問題勃発。

『車のエンジンのかけ方がわからない。。。(涙)』
私たちが普段パリで乗っている車は15年くらい前の古い車種なので、
キ-を差し込まずしてエンジンがかかるなどとは思いもせず。
(日本の皆さん、笑わないでください)

炎天下だだっ広い駐車場で悪戦苦闘した結果ついにあきらめ、
レンタカ-屋のお兄さんを呼びに行ったのでした。とほほ。

というわけで無事エンジンがかかり、今度こそ出発!!

(つづく)

【編集後記】

私は1週間以上家を空けるときには毎回必ず、隣のアパルトマンの
おばちゃんにカギを預けて植木の水やりを頼んでいるのですが、
このおばちゃんがかなりの強烈キャラ。

アルジェリア系移民の彼女はおそらく40年くらい今の場所に
住んでいるので、建物の主のような存在。

建物内の住民や近隣住民についてもかなりの事情通で、
いつも色々なうわさ話を教えてくれます(主に悪口)。

ついでにエントランスや階段、廊下など建物内の公共スペ-スの
掃除を請け負ってくれている、管理人さんのような役割も
してくれています。

あけっぴろげではっきりした性格のため、合わない人とは
よくケンカをしているのですが(汗)、幸いにも私たちのことは
気に入ってくれているようで、とっても親切にしてくれるんです。

最初は植木の水やりだけを頼んでいたのですが、そのうちに
掃除魔の彼女は家中ピカピカにお掃除をしてくれるようになり、
べランダの掃除から植木の植え替えまでしてくれちゃうように。

今回は冷蔵庫やオ-ブンの掃除から、家の内外にたくさんのお花や植物、
そしてふんだんの各種フル-ツまで用意されていたのでした。

最初は恐縮していた私たちですが、お金は頑として受け取ってくれないため、
毎回色々なお土産を旅先から持ち帰って渡しています。

今回もお土産を手にお礼を言うと、
『ça me fait plaisir!(やるのが嬉しいのよ!)』とにっこり。

この話を友人にするといつもとってもうらやましがられます。
旅先から疲れて帰ってきて、こんなに気持ちいいことはありません。
おばちゃん、いつもありがとう~!!