フランス・バカンス事情
少々ご無沙汰してしまいましたが、元気にお過ごしでしょうか?
私はちょうどバカンス先から戻ってきたところなので
今回は『フランス・バカンス事情 』についてお伝えしますね。
フランスでは年間約5~6週間の有給休暇があるのですが、
この有給休暇を1日残らず消化するのがフランスでは常識です。
特に一番大切なのは夏休みで、学校休みとなる7,8月には
ほとんどの人が最低2週間の休暇を取ります。
中には丸々1ヶ月休暇を取ったり、会社そのものが8月は閉まる
なんていうことも珍しくありません。
そのため夏のパリからはパリジャンたちが消え、
逆にひっそりと静かなパリを楽しめる時期だったりもします。
バカンスのために日々働いていると言っても過言ではない
この国の人々のバカンスの過ごし方は様々ですが、
なんといっても日焼けして帰ってくることがある種ステ-タスと
されているため、やはり地中海や大西洋の海辺の街が人気。
地続きのヨ-ロッパだけあって、ドイツやオランダ、北欧からも
太陽を求めて多くの人が南下するため、フランスの高速道路は
この時期大渋滞となります。
そしてバカンスというだけあって、あまり忙しくあちこち
観光するというよりは、ビ-チでのんびりと過ごすのが一般的。
コロナ後のフランスの主要な観光地はどこもオ-バ-ツ-リズム気味で、
フライトや宿泊先などは3~4ヶ月前には手配を開始します。
逆算すると、クリスマスが終わり年が明けると夏のバカンスの
話を始めるというのが毎年の恒例だったりします。
そしてバカンス後はもちろんそれぞれのバカンス話でもちきりに。
夏のバカンス以外にも秋休み、クリスマス休暇、冬休み、春休みと、
学校休みだけでも2ヶ月に1回は2週間のお休みがあるのです。
そんなわけでほぼ一年中バカンスの話ばかりしているのが
この愛すべき国の人々なのです!
次回からは実際の私のバカンスについてお伝えしたいと思いますので
どうぞお楽しみに!!
【編集後記】
先日パリで月に1回行われているフード・マ-ケットに行ってきました。
ベルヴィル地区で世界各国のストリ-ト・フ-ドの屋台が並びます。
それほど有名なイベントではなく知る人ぞ知る的なイベントで、
私も今回初めて行ってみたのでした。
ストリ-ト・フ-ドはここ数年パリでもとても流行っていて、
あちこちでストリ-ト・フ-ドという名の看板を見かけます。
そもそもフランスではあまり屋台のような文化がなく、
食べ歩きできるものと言ったらバゲットサンドイッチや
クレ-プ、ケバブやチュロスなどなど。
そうそう、最近では日本のおにぎりも大人気で、
今ではス-パ-でも見かけたりするくらいですが、
怖くて手を出したことはありません(笑)
このイベントではタイやベトナム、アフリカなどの屋台と共に
フランスらしく生ガキやワインのスタンドも。
コンセプトが質のいいストリ-ト・フ-ドを提供するという
ことのようで、ちょっとお値段高め?な印象。
色々突っ込みどころも満載でしたが、若い人を中心にとても賑わっていて
日本の夏祭りのような雰囲気で楽しいひと時でした♪