「フランス人=おしゃれ」は幻想?

Netflixで配信されているドラマ「エミリー、パリへ行く」 を
観たことがある人は、なんておしゃれ!と思ったことでしょう。

でも実際パリで生活していて、あんなにファッショブルな服装を
している人はまず見かけません。というか、逆にあんな服装を
していたら、日常の生活の中でかなり浮いてしまいます。

フランス人は一般的にシンプルな服装を好み、モノト-ンやネイビ-、
べ-ジュ、カ-キなど色使いもべ-シック。派手な配色や装飾的な
ファッションはあまり見かけません。

基本的に財布のひもが固いフランス人は、服にお金を掛けません。
個性を大切にするため 流行を追うこともありません。

でも夏になるとびっくりするくらい露出はします。日本のように
つつましさや恥じらいはあまりなく、どんな体形でも何歳であっても
堂々とキャミソ-ルだって着ちゃいます。

他人からどう見られるかということを元々あまり気にしない気質なので、
この年代の人のファッションはこう、といった概念もありません。

なので逆におばあちゃんがミニスカ-トをはいていたり、ピンク色のかわいらしい
ワンピ-スを着ていたりと、年配の方はとってもおしゃれだったりします。

『年齢や見た目に囚われることなく、他人の意見に左右されない』
これこそがフランス流のおしゃれなのです。

【編集後記】

夏日が続くパリですが、最近の私のブ-ムは夜のピクニック。

フランスの住宅というのは石造りが多く、ク-ラ-などもちろん
付いていないので、暑い日が続くと段々と暖かい空気が部屋の中に
こもってしまい、保温性が高いので一度温まってしまうと
なかなか冷めてくれません。

日が長いため1日のうち一番暑い時間帯は夕方17~18時。
湿気が少ない気候のため暑くても日陰は意外に涼しいので、
家の中にいるより外の日陰にいるほうが涼しかったりします。

なので夜暑~い家の中で食事をするよりも、外で食事をしたほうが
気持ちいいよね!ということで19時くらいになるといそいそと近所の
公園に出かけていくわけです。

この公園というのがパリでは珍しく、湖あり、滝あり、吊り橋ありの
起伏に富んだ素晴らしい公園で、ちょっとしたハイキングも楽しめます。

平日の夜といえど、ピクニックを楽しんだり犬の散歩、ジョギングなど
たくさんの人が22時の閉園までを思い思いに過ごしています。

これも日の長~いヨーロッパの夏ならではの過ごし方なのでした!