フランス的コミュニケーションって?

調和を重んじる日本人とは違い、何よりも個人を尊重すべき
というのが一般的なフランスの考え方。

そのため最初はフランス人たちの自己主張の強さに辟易とし、
なんてデリカシ-のない人たちなんだろう!と心傷つくことも
あるかと思います。

でも彼らからすると、はっきりとモノを言わない日本人は
『何を考えているのかわからない』ということになってしまいます。

これはどちらが良い、悪いということではなく、また言葉の問題でもなく、
コミュニケ-ションの仕方の違いなのです。

例えば日本では普段の会話の中で真っ向から議論することはあまりなく、
なんとなくその場の雰囲気を壊さないことのほうが重んじられます。

一方フランスでは会話は基本的に議論型なので、『私の意見はこう!』
『私はそうは思わない!』などと意見を戦わせることが会話なのです。

そういった会話に慣れていない私たちは、はじめは真っ向から自分の意見に
反対されたりするとそれだけで人格を否定されたかのように感じてしまいます。

でも彼らには全くそのような意識がなく、そこから人間関係がこじれる
なんてことはありません。

なのでフランス人との会話で一番重要なのは、否定であれ肯定であれ、
自分の考えをはっきりと伝えること。それだけで彼らはあなたに一目置くようになり、
対等な人間関係を築くことができるようになるのです。

【編集後記】

フランスでは今年は6/4が母の日、6/18が父の日です。
日本とはなぜか日付が若干違います。

フランスでもやはり毎年この日は花束やちょっとした贈り物をもって
母親や父親と一緒の時間を過ごすのが習わし。

ということで今年も例外なく、同じパリ市内に住む義母のもとへ。
いつもは花束を渡してどこかに食事に行くことが多いですが、
今年はお菓子作り名人の友人にデザ-トを作ってもらい、
それをお土産にしました。

まずは義母の家の近くにあるおいしいシ-フ-ドレストランでランチ。
フランスでは写真のようなシーフードプレ-トが人気です。

前菜にシ-フ-ドプレ-ト、メインにお魚料理、食後のコ-ヒ-で〆て
再び義母宅へ。この時点ですでに腹12分目くらい(笑)

最後はお土産のベリ-フル-ツのチョコレ-トタルトとシャンパン。
こちらの人はびっくりするくらいに胃が丈夫なので、
私が食べきれなかったデザ-トもペロリと平らげていました。
フランス人の胃袋の強さに今回も脱帽なのでした!