フランス語習得は語学学校だけで大丈夫?

これは皆さんが実際にフランスに来てどんなことをしたいか、
何を目的にしているのかによって少し変わってきますが、
今日は日常会話に特化してお話ししたいと思います。

私たち日本人は大抵中学や高校で少なくても6年間は英語の勉強をします。
でもそれだけで英語が話せるようになるでしょうか?

フランス語も全く同じで、結局のところ語学学校で学べるのは
基本的な文法と、簡単な読み書きの基礎といったところです。

フランスで語学学校に通うと、様々な国の人たちに出会いますが、
欧米系の言語を話す彼らのフランス語習得のスピ-ドは私たちとは全く違います。
どんどんフランス語で会話を始める彼らに最初は圧倒されるものです。

それは何故かというと、私たちの言語がフランス語や英語とは
根本的な概念や言語構造が全く異なっているため。

なので私たちがどうすれば良いのかというと、ひたすら『実践あるのみ』。
どれだけ実際にフランス語を使う機会が増やせるかにかかっています。

そこで私がお勧めなのは、最初はフランス語を勉強中の外国人の友達を作ること。
外人同士なのでそこまで間違いを気にせず会話をすることが出来るからです。
実際彼らが話すフランス語は文法的にはめちゃくちゃでびっくりします(笑)

でも多少間違えていても一生懸命話していれば相手に伝わるものです。
そう、この『相手に伝えようとする気持ち』これこそが語学習得で
何よりも大切なことなのです。
【編集後記】

20年間住んだパリを離れて日本に帰国した友人が、
先日3年ぶりにパリに遊びにやってきました。

久しぶりの再会を祝うために、友人のリクエストでとあるレストランへ。
パリ20区の路地の奥の奥にひっそりと位置する隠れ家的レストラン。
パリの街中とは思えない、とっても素敵なお店でした。

この時期大活躍するのがカフェやレストランのテラス。
フランス人は大のテラス好きで、春になり暖かくなってくると
夕方には仕事を終えたパリジャンたちでテラスがいっぱいになります。

フランスでは『アペロ』と呼ばれる、夕食前に少しお酒を楽しむ習慣があって
特に日の長い春から秋にかけては、仕事帰りのカフェのテラスでのアペロが
日々の小さな幸せなのです!